踊る政治家、踊らぬ政治家

 民主党代表選を野田佳彦財務相が制した。5人の候補の中では、一番まともそうなのでひとまずよかった。本会議中にベソをかく海江田さんはありえないと思っていたからね。政治家は人前で本性を見せてはいけない。そんな基本ができていない人物に国家は委ねられないわさ。海江田さん、アンチ菅はいいけれど、小沢臭が強すぎたのも敗因か。原口衆議院議員あたりが出ていれば、また違った結果になっていたのかも知れぬ。
 それにしてもスッカラ菅を引きずり下ろすことができたことは、なによりめでたい。なにしろ潔さとは程遠い夜郎自大サヨク首相だった。最後の最後にこんな最後っ屁をかましやがった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000041-mai-pol
 頼むから静かにさっさとお遍路に出掛けたまま消えてくれ。

 史上最低の首相のことなどどうでもいい。野田佳彦氏のことである。15日の記者会見で、いわゆる「A級戦犯」について「戦争犯罪人ではない」との見解を示した。それでいい。早速、支那中国、韓国あたりが反発しているが、そのこと自体が野田佳彦のまともさを裏付けている。
 京都産業大学所功教授が野田さんを評価している。
「野田氏の認識は事実を踏まえたごく当然のもの。歴史認識から逃げることなく、一貫した考えを語ってほしい」
 これに対して半世紀の間、国を売り続けてきた左系詩人の某は「最も配慮すべき相手である中国や韓国の人々の心情をさらに傷つけた」と批判したそうな。おいおい、もう先の大戦から66年が経過しているのだよ。物心つくのが3〜4歳なので、70以下の支那人朝鮮人がどれほど具体的に傷ついているというのか。そもそも戦争自体を知るまい。その後の朝鮮戦争文化大革命の方がはるかに心の傷をつくっていると思うがいかがかな。
 もう一つ言えば「A級戦犯28人」の選び方が極めて恣意的で、アメリカやソ連の都合で人選が二転三転しているのだ。戦後の統治上有益か、東側陣営の面子を立てられるか、見せしめとして妥当かなどなど、そんな思惑だけの茶番で裁かれた戦犯も多い。だから、野田さんの認識は真っ当なものと言える。
東京裁判」の話になると長くなってしまうのでここいらで止めておく。この違法裁判についてはまた別稿を立てることにする。

 さて、野田さん、出自は日本新党である。社会党に汚染されていない分、期待できる。またお父上が自衛官だった。これもプラス要因と言っていい。そして、なにより政界のリトマス試験紙こと、社民党の党首の福島瑞穂朝日新聞の紙面でボロカスに言っている。そういった意味からも野田さん、スッカラ菅より百倍いいと期待している。

 そうそう、オラが西三河の代議士先生の磯谷香代子様、大山昌宏様、お元気ですか〜。ご当選以来、とんとそのお姿が見えないと、訝っていたのですが、ようやくそのお名前を新聞紙上で拝見したいへん喜ばしく思っておりますぞ。
 磯谷先生、1回目に馬淵さんに入れたのね。そして2回目は野田さんだった。おやおやおおやまさん、誰に入れたのか隠してしまったようだね。ということは海江田さんかな(笑)。
 自民党杉村太蔵の失敗を見ていた小沢氏が、出来の悪そうな新人議員を神隠ししてしまったようで、磯谷先生も大山先生もマスコミに登場しない。それどころか地元でもお見かけしませんか、大丈夫かいな。代表選の投票をするためだけに議員になったのではあるまい。
 地元に帰って国政を語れ、この国の行く末を示せ。それができないなら衆議院議員など辞めてしまえ。

[メモ]
たかじんのそこまで言って委員会」で、三宅久之さんが、原口一博衆議院議員にこう言っていた。
「河村なんかとつきあっちゃいけません。あれはポピュリズムの傾向があるから」