外国人の侵入

 トヨタのお膝元である西三河には、いろいろな人種が入り込んでいる。ブラジル、ペルー、支那中国、フィリピンなどなど多様だ。日常的に外国人が街の中にあふれている。新幹線の駅近くの安売りスーパーなど、リオデジャネイロがマニラあたりの市場のようになっている。ここは日本なのだろうか。
 西三河の中小零細工場で働く日本人ではない人種がじわじわと増えている。週末にたまたま中小工場の関係者と話す機会があったのだが、その人が言うには、最近、フィリピンからの出稼ぎ労働者に変化が見られるという。以前は英語、タガログ語が通じたのだが、最近、英語、タガログ語を理解しないフィリピン人が増えているという。もちろん日本語なんかこれっぽっちも話せない。おかげでコミュニケーションを図るのに四苦八苦しているとのこと。でもさ、フィリピン人なのに英語、タガログ語が話せないのってあり?
 それがありなんですね。セブアノ語とかイロカノ語を話すフィリピン人がいるんですな。そんなのまでがワシャの故郷に入り込んでいる。
 昨日も仕事の帰りに街中をうろうろしていたのだが、なんだかやたらに外国人が目についた。トヨタ系の工場は土日操業である。だから街中に人影はまばらだったのだが、何組か明らかに日本人ではない集団が暇そうにうろついている。数人が自転車で「◇@×▼◎●■××!」と金切り声を上げながら走り去っていった。ここは日本なのだろうか。
 ワシャはなにも外国人を排斥しようなどと言っているのではない。でもね、少し多すぎはしないか。少し傍若無人すぎないか。日本語を解さず、日本文化を知らず、日本の風土を愛さない異邦人の増加には懸念を示したい。

 今、愛知県で車両の盗難が多発している。最近起きた大量の盗難事件にはベトナム人が絡んでいた。また、西三河では侵入盗が増えている。とくにここ2週間くらいは安城知立にかけてあちこちの住宅で被害が出ている。手口は午後6時から8時くらいに明かりのつかない住宅を狙った空き巣なのだそうだ。その時刻に灯の点かない家が狙われる。これってとても危険で、例えば侵入盗が室内を物色しているところに家人が帰ってきて、鉢合わせになったら、空き巣はたちまち強盗に変貌する。
 空き巣被害や自動車盗難の多い町に住む知人の話では、防犯カメラによく写り込んでいるのが、あきらかに外国人なのだそうな。

 ワシャの住む地域はJR北側に広がる住宅地域である。30年前は我が家を含む十数軒が集まる小さなコミュニティだったが、今では開発が進み、新興住宅地に変貌している。その住宅地の中に古びたアパートがあった。10年くらい前からそこに外国人が住み始めた。外国人が入り込むと、日本人が出て行ってしまう。日本人がアパートから一掃されると、とたんに周辺の環境が悪化し始める。周辺の空き地にはゴミとおぼしきものが堆積を始め、古くても小ぎれいだったアパートがみるみるスラム化していく。今、そのあたりは日中でも近づき憎くなってしまった。

 人を見たら泥棒と思え、世知辛いが、我々はそういう時代に生きているということを認識したほうがいい。