災害対応についての対話 その2

(上から続く)
ワシャ「2004年の新潟県中越地震の直後に、ジャーナリストの日垣隆さんの地震のお話を伺う機会を得ました。日垣さんは、阪神・淡路大震災にも2日後には現地に入って取材をされており、地震災害などについて高い知見をもっておられます。その折に、ワシャの地域の防災対策についてお話をすると『ワルシャワさん、そんな対策しかとっていなくて、大きな地震が起きたら、あなた過労死しますよ』と言われたことを覚えています。その一言はかなりショックでした。ワシャだってまだ死にたくないですからね。だから必死にどうすれば過労死しなくて済むか考えました」
知人「いい結論は出ましたか?」
ワシャ「ええすべきことはすぐに見つかりました。とにかく災害対策の本を徹底的に読むこと。その知識を総動員して、一部の担当者だけに負担のかかる現行のシステムを改めること。そして上層部を動かして、災害対応の予算を確保し、準備を怠りなくしておくこと。この3点をすぐに実行しました」
知人「どのくらいかかったのですか?」
ワシャ「3年かかりました。その間に、能登中越沖で地震が発生しましたから、現場にあたるということもできました。少なくとも日垣さんの忠告から3年目で、なんとか死なずにすむ状況だけは作ることができたと思っています」
知人「よかったですね」
ワシャ「ただ、ワシャが防災を離れて3年が過ぎています。最近の状況を見るにつけ、タガが緩んできているようなところも見受けられます」
知人「え、それではまた過労死する人が出てしまうんですか?」
ワシャ「だから、今回の東日本大震災を教訓にして、再度、タガを締めなおしてほしいと思っています」