悲しきリーダーたちの資質 その2

(上から続く)
 さてさて、まったく頼みにならないトップリーダーである。このニュースの写真をご覧いただきたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110331/plc11033108520007-n1.htm
 菅首相、なんだかどっと老けている。目だって、目立ってしょぼしょぼでしょ。非常時にリーダーが憔悴した顔を晒してどうする。頬に紅をさしてでも、元気を装い被災者を、国民を鼓舞するのが役目だろう。
 残念ながら、この人も平時のリーダーというか、この人の場合、リーダーの資質そのものが欠落しているとしか思えない。
 
 そして、政界ではまたまた、まだまだ、こんな連中が蠢いている。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110331k0000m010126000c.html
《谷垣総裁は30日、森喜朗安倍晋三両元首相と個別に会談した。森氏は「復興を担当する人間が欲しいなら、しっかりと話を聞いて出すのがいいのではないか」とアドバイス
 森喜朗と言えば、ハワイ沖で愛媛丸が沈没し多くの高校生が亡くなったという一報を聞き流して、ゴルフを続けた大ばか者ですぞ。こんな男に危機管理の助言を仰いでどうする。訊く谷垣もクソガキでもあるまいに。いつまで老害議員に頼っているのか。そもそもそこのところの判断からして間違っている。国民が「森喜朗」の名を聞いて明日に希望が持てるだろうか。そのあたりのセンスのなさも谷垣の大きな問題だろう。自民党総裁だか、なんだか知らないが、これも平時の男でしかない。
 同じニュースの中に《民主党側は仙谷由人官房副長官が水面下で自民党接触》の記載がある。乱世にかこつけて民主党の詐略師が、封印を解いて蠢きはじめた。未曾有の大災害に動いているのが森喜朗仙谷由人って、なにか悪い冗談を聞いているような気がするのだが……。こんな大局観のない、責任感のない、公共心のない夜郎自大なジジイが国の明暗を握っているとするならば、これほど不幸な国民はあるまい。
 国家的な危機において、救国の政治家が存在しない。これは、国民の資質の裏返しでもあるわけで、我々は、これから長い期間を国の復興に費やすわけだが、その労苦を引き受けながら、猛省もしなければならない。