千両役者(笑)の登場

 ついに、千両ならぬ千石、いやいや仙谷役者が登場した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120414-00000114-jij-pol
 この人が「他の原発も再稼働を目指す」と言い出した。この人が言ってくれると、とたんに判りやすくなるからありがたい。他の人の発言だと、「もしかしたら深い考えがあるのでは」と思えるのだが、このオッサンが言い始めれば、「政府は見ているのは、経済界、電力会社、労組ばかりで、一般国民のことなぞ屁とも思っていない」ということが明確になるのだ。
 福島の悲劇を検証もぜず、なんら対策を立てることなく、なし崩し的に再稼働をしていこうという黒い腹が見えた。
 民主党もよりによってこんな悪人面を出してきてはダメだって。国民を舐めているとしか思えない。それほど国民はバカじゃないって。尖閣事件でこの鼠野郎が、筋金入りのトレイターだということを思い知らされた。そのことをまともな国民はまだ忘れてはいない。
 鼠本人は政界の大物だと思っているふしがあちこちに見られる。それに、もうほとぼりが冷めたと思っているから「俺様がもの申さねば」と思ってチョロチョロと穴から顔を出し始めたんだろう。まともな国民を舐めるなと言いたい。
 だから、仙谷鼠の言うことの反対をやっていれば、まず国を誤ることがないという、ある意味で有効な逆方向メルクマールなので何をほざくかは注意していなければならない。
 今回の仙谷鼠の発言を見ておこう。
「(原発を)直ちに止めた場合に、日本の経済と生活がどうなるか考えておかないと、これは、日本がある意味で、集団自殺するようなことになってしまうのではないか」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120416-00000388-fnn-pol
 相変わらず言葉ばかりお元気なことで。言うにことかいて「日本が集団自殺をする」なんてよく言えたものだ。まぁ、この人、国家、国民なぞもともと見ちゃぁいない。国民の生活より、己に利益を与えてくれる経済界、労組のほうが大切な御仁だからね。こんなのの言うことを鵜呑みにしていたら、日本など幾つあったって亡くなっちまう。桑原桑原。

 蛇足である。
 台湾では、この人が頑張っている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120414-OYT1T00619.htm
 森喜朗元総理大臣である。まだ、こんな人がこんなことをやっているのか。これにとって代わる人材がいないことが、自民党最大の悲劇と言っていい。
『がんサポート』5月号に森喜朗さんが寄稿している。題は《森喜朗元首相の「私の生きる道」》だそうな。記事下広告で見ただけなので詳細はわからないが、《総理直後にわかったがん。だからこそどうすべきか迷った》とあるので、題とこの文から推測すれば、この人の書くことなどおおよそ見当がつく。
「就任直後に前立腺にがんが見つかりました。しかし、直前に私には国家国民を守るという使命を与えられました。だから、長期に休んで手術をするなどという選択肢はありませんでした。ですから抗がん剤で抑えながら首相という重責を全うしました」
 とここまで書いてきて、でたらめを書いてもいけないので、ネットで調べてみると、確かにそうだった。
 がんと闘いながらの重責にも関わらず、「えひめ丸」事件の際にはゴルフ三昧で、結構な闘病生活であることよ。

 民主・自民に関わらず老いた三文役者はそろそろ退場してくれ。