(上から続く)
そんなことはどうでもいい。
気になるのは、ついさっき起きた新潟中越の地震だ。3月2日午前3時59分、M6.6の直下型地震が発生していることだ。その後、9回ほど震度3〜4が発生し、午前5時42分にM5.3が起き、長野県北部で震度6弱を記録した。その後も数回の大きな地震が続いている。東北だけではないのだ。新潟中越から北信州にかけての地域もぐらぐらと揺れ始めた。東日本全体が揺らいでいるといってもいい。
今、ワシャの足元には大きな日本列島の地図が拡がっている。そこに地震速報が入るたびに発生地点にマーキングをしている。パソコンの横には日本列島の「赤色立体地図」を開いてある。机の上を占めていた宮沢賢治も西村賢太もみんな排除されて、地震関連の文献をど〜んと持ってきた。ワシャはこれを「独人(ひとり)災害対策本部」と呼んでいる。えーい、そんなこともどうでもいい。
「赤色立体地図」を見れば、樹木にも海にもデコレートされていない日本列島周辺の地形が生のまま見ることができる。それを見れば一目なのだが、日本列島周辺に北からナイフを突きつけるような格好で北米プレートが侵入している。そのナイフの両端で、今、まさに地震が頻発している。北米プレート自体が揺れていると言ってもいい。これに誘発されて活断層が崩壊をはじめると、被害は国家規模の甚大なものになっていくだろう。
すでに自衛隊が現地で活躍している。サヨク政権とはいえ、村山富一の轍は踏まなかったようだ。とにかく警察でも消防でもアメリカ軍でもいい。どんどん、被災地に自己完結のできる部隊を送り込むことだ。人海戦術がもっとも効果を発揮することは、中越でも能登でも証明されている。急げ!