そんなことを言っている場合か その1

 1月3日の朝日新聞社説が相変わらず情けない。
「地球文明 低リスク型へかじ切る年に」と題して、地球温暖化のウソを言い散らかしている。
 社説は言う。
《地球は人間の「君臨」に悲鳴をあげている。》地球は悲鳴などあげていない。大気中のCO2割合が数パーセント増えたってびくともしないわさ。温暖化などしていないけど、万が一、温暖化したって地球は微動だにするまい。困るのは地表にこびりついている人類だけで、人類が絶滅したって地球は困らないし、人類が絶滅すれば、都市という名のコンクリートアスファルトの砂漠は500年足らずで鬱蒼とした樹木に覆われジャングルに再生されるだろう。なんの心配もない。
 社説はこう続ける。
《化石エネルギーの大量消費で温暖化が進めば、水不足が頻発し、穀物生産は減少する。》
 って、見てきたようなウソをこくでねぇ。地球温暖化はしてないけど、今後、仮に温暖化するとして、温暖化が進めば、高緯度地帯でも農業生産が可能になるよね。シベリア、樺太カムチャツカ半島、アラスカ、カナダ、グリーンランドなどの凍てついた不毛の大地が肥沃な一大穀倉地帯に変わる。地球が寒冷化すれば広大な地域で農業はできなくなる。寒冷化で穀物生産が落ちることはあっても、温暖化ではありえない。幼稚園児にだってこのぐらいの理屈は解るだろう。でも、全国紙の社説は温暖化=食糧不足という虚言を垂れ流し、読者を混乱させている。
地球温暖化」に関わる幾つもの言説や動きは、環境の問題ではなく政治・経済のためのプロパガンダデマゴギーの可能性が高い。
 ちょいと前にこの日記でも書いたが、
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20091225
 地球が温暖化していることを示すデータは捏造されているのだ。
(下に続く)