訴訟2題

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110127/trl11012716270053-n1.htm
 真実の弱者は社会が責任をもって救済しなければならない。それは当然のことである。以下はこのことを大原則にして書いている。

 それにしても、生活保護を受給している者の中には、なまけ病、たかり病、わがまま病のいかに多いことか。
 まぁ、なまけ病、たかり病、わがまま病でも己の分を知っている受給者ならば、まだ許せる。しかし、生活保護を受けるのは当然だと言う横柄な受給者には「ちと違うのではないのかな?」と尋ねたくなる。
 社会への寄生、物乞いという行為に恥ずかしさを感じないというのは極めて不健全だ。
「恥を知らぬたわけが!!」
 と言っているのは、前田利家の甥の前田慶次である。このところコミックの『花の慶次』(徳間書店)を大人買いして読んでいるんですよ。
 だから、唐突に出してみました。
 そもそも、日本人が大切にしてきた「恥の文化」が薄れてきている。かつての日本人は前田慶次を引き合いに出すまでもなく「恥」のためには命をも賭けてきた。そういった毅然とした日本人がずいぶん減ってきた。それもこれも拝金主義が蔓延しているゆえんか。

 こちらの訴訟はまともな人間が、恥を知らぬ輩を訴えた。
http://news.livedoor.com/article/detail/5287637/
 全国の学校で、クレーマーと化したバカ親が教師を苦しめている。見せしめのためにも一度鉄槌を下したほうがいい。先生は反論しない。先生は主張しない。先生は訴訟しない。そう思われているから舐められる。先生だって怒るときは怒るんだというところを、大人になりきっていないバカ親どもに知らしめるためには、いい機会だと思う。
 やはり『花の慶次』の中にこんなエピソードが出てくる。下級武士をいじめ殺してしまった重臣たちの倅を慶次が成敗してしまう。そのことに親の重臣たちは怒り狂って慶次を打ち取ろうと大挙押し寄せる。そのバカ親重臣たちに直江兼続が一喝をする。
「利いたふうな口をきくな!!」
公職にあるものが「争う」ことは悪であると言われて久しい。それが事なかれ主義を蔓延させる主要因となってきた。しかし、時には、先生方も闘うことも必要ではないだろうか。
「子供の財布が学校で紛失した。学校が弁償しろ!」
「息子は塾通いで疲れているから、授業中は寝かせて欲しい」
「翌日の天気を調べて、傘が必要なら連絡してくれ」
 こんな恥さらしなクレームを平然と言ってくるようなバカ親には言ってやれ。
「利いたふうな口をきくな!!」