パワポなしでは話ができん

 夕べは、歌舞伎仲間と勉強会だった。
 不肖ワルシャワが、歌舞伎の演目「伽羅千代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の解説をする。パワーポイントを使って45分ほどの短い解説だったが、参加者の皆さんに演目の内容がうまく伝わったかどうか。
 その後は、恒例のお食事会、ワシャの場合、これが目的のようなもので、そこでおいしい料理とビールをいただきましたぞ。う〜ん、牡蠣の天麩羅は絶品でした。あー楽しかった。

 昨日は日中にもパワポを使う場面があった。社内各課の会計担当者150人ほどを集めてのちょっとした説明会である。「冒頭のあいさつをしてほしい」という話だったので、せっかくの機会だから「あいさつ」だけでは詰まらない。「それじゃぁ一席ぶちましょう」ということになって、パワポをつくって「我が社の将来展望」ということで話をした。我が社の経常利益や資産の状況などをグラフを使って説明する。それだけでは面白くないので、「AKB48」の話も無理やり盛り込んで喋った。そこでは笑いが起きていたので、少しは受けたと思う。

 今日は今日とて、先月の30日に行った「関連会社の中堅社員の研修」の後半戦がある。メンバーはがらりと入れ替わるが、講師は相変わらずワシャなのだった。30日と同じ話をすればいいのだが、それでは話をするワシャが詰まらない。だから、パワポの内容を大幅に変えての一席である。導入部、「尖閣諸島」の話ではもう古い。今日の出来事で何かないかいな。朝刊を見ると、およよ、「ノーベル化学賞 鈴木・根岸氏」である。凄い話だが、講義の内容にはそぐわない。
 あ、そうだ。「ノーベル賞」の話から、「ノーベル平和賞」にもっていって、ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴアの話につなげよう。そこで、アル・ゴアの眉唾本の話にして、本の読み方の話「是本も非本も両論の本を読みましょうね」というところに着地させよう。

 う〜む、最近、パワポなしでは話ができなくなってきたわい。パワポに加えOHCを使うことも覚えたので、それも準備してパワポ&OHC&ホワイトボードの三段構えでいくのだった。めでたしめでたし。