中国クライシス その2

(上から続く)
 ここまで来たら弱腰は駄目だと思っている。尖閣諸島の領有権は、ワシャが日本人でなくとも、歴史的事実を積み重ねて検証すれば間違いなく日本領であると認定するだろう。それほど確かな領土を、彼の国は「わが国固有の領土アルヨ」と言いがかりをつけているのだ。路上でチンピラに「お前の来ているジャケットは俺のものだ。脱いでこっちに渡せ」と言われているのと同じなのである。
 殴られるのが嫌だから、自分の着ているジャケットをおめおめと渡すのか。チンピラはジャケットだけでは許してくれないぞ。次はズボンであり、シャツであり、下着や靴まで狙っている。それだけじゃない。強姦されるかもしれないし、命を奪われるかもしれない。現実にチベットウイグルではそうなっている。
 たかがジャケットのこと、ではないんだ。国家の尊厳に関わることなのである。
 たかが無人島のこと、ではないんだ。国家の尊厳に関わることなのである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100920-00000029-jij-int
 こんなちまちました嫌がらせが始まった。目的完遂のためにはかの国は本当になんでもやるなぁ。紳士協定とか礼節とか思いやりなどとは程遠い。強かさばかりが目についてしまう。
でもね、ここで日本は負けてはいけない。貧弱ではあるが外交力をフルに使って、あらゆる手を打とう。中国が輸出入を全面停止してくる事態も考えられるが、多少、不自由になるかもしれないが、他の地域に振り替えてなんとか乗り切ってもらいたい。しんどいがこんな理不尽な要求に屈してはいけない。

 今朝の朝日新聞に精華大学教授の劉江永の文章が載っている。
「今回の事件が起きたのは、未解決の領土問題が残る敏感な海域だ」と前置きし、「民主党政権の閣僚は靖国神社参拝をせず、全体としては両国の関係はいい方向に向かっていた」ことを残念だとして、前原国土交通大臣の首を寄こせと言っている。

 北京五輪や上海万博開催前に膿を出しておかないから、こういうことになる。サヨク政権に何ほどの期待をするものではないが、前原大臣にはここを先途と頑張ってほしいものだ。
 この際、上海万博の日本館を閉鎖して、断固たる態度を示すのも手かもしれませんぞ。