新大阪について、新幹線ホームから在来線へと急ぐ。こだまの5号車に乗っていたので、在来線15番線までかなり遠い。キャリーバッグをごろごろと引きながらコンコースを東に行く。
およよ、新大阪には構内に大きな書店があるんですね。誘蛾灯に誘われる虫のように、ワシャはその書店に吸い込まれてしまった。
あ、そういえば今朝、長男がこんなことを言ってきた。
「菅伸子の新刊持ってないの?」
菅伸子……あれか、『あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの』(幻冬舎新書)のことだな、と思ったが「買っていない」というのが悔しい。聞こえないふりをしてフェードアウトしたのを思い出した。
速攻で新書の棚に行って、菅伸子の新書をゲットする。旅先のことでもあるので、目的のこの本一冊だけにしておこう、とちびっとは考えたんですぞ。でも、考えただけで直ぐに忘れてしもうた。結局、一冊だけでは収まらぬ。
結局、その周辺にたむろしていた新書を何冊か一緒に買ってしまいました。
勝間和代『不幸になる生き方』(集英社新書)
美達大和『死刑絶対肯定論』(新潮新書)
梶原しげる『即答するバカ』(新潮新書)
桜井章一『ツキの正体』(幻冬舎新書)
井上和彦『こんなに強い自衛隊』(双葉新書)
しめて4640円也。
さて、先を急ごう。在来線のホームに降り、やってきた列車に飛び乗って、あっという間に大阪駅に到着する。2004年の「伝説のガッキィナイト」以来の友だちのユッキィさんと情報交換しましょうね、ということで午後4時に待ち合わせをしていた。遅れては失礼なので、曽根崎新地にあるアクスネッツ梅田4階のロビーに急ぎましたぞ。ちょこっと早く着いてしまったので、買ってきた本を読み始める。しばらくするとユッキィさんがやってきて、それではお茶でも飲みにユッキィましょうということになった(笑)。
国道2号を挟んだ反対側にあるブリーゼブリーゼの5階にあるリストランテHIROでカフェラテを飲みながらしばし情報交換をする。ワシャは名古屋名言塾の最近の様子などを伝え、ユッキィさんからは、ツイッター上に流れるいろいろな情報、例えばある作家のお見合いに関する話などをお聴きする。
午後5時を回ったので、アクスネッツ梅田にもどって、「ちょっとした集まり」に参加する。これが熱い熱い。とくにその後「長老」と呼ばれることになるオジサンが語る語る。でもね、そんなことはものともせずに、参加者の皆さんも、それぞれの知恵をしぼって話す話す。
いやー、濃密な2時間半でござった。