プラーヌンクスツェレ

 金曜日の夜に開催された読書会で間違いがあった。「事業仕分け」の話をしているところで、市民参加の是非についての話題になった。そのとき、ワシャがドイツの市民参加の一形態として「プラーヌンクスツェレ」の例を出した。
「プラーヌンクスツェレ」とは「プラーヌンク」が「planung」で「企画」という意味だ。「ス」は複数の「S」だろう。「ツェレ」は「zelle」で「細胞」を指す。だから、直訳すれば「企画政策細胞」とでもなろうか。なんのこっちゃ?
 要するに「行政の企画政策をするための小さな単位」というニュアンスなんでしょうね。
 この手法は、無作為抽出で市民を選考し、その中から会議に参加できる人を抜粋して、一つのテーマにつき4日くらいの集中審議をしてもらう。最初は戸惑うだろうが、2日目、3日目になると慣れてきて、きっちりと自分の意見を言えるようになるそうである。
 これからはこういった形態の市民参加が求められるのではないか。レギュラーメンバーで回していく行政はそろそろ卒業したほうがいい。