反捕鯨主義者に負けるな日本 その1

 今朝の朝日新聞に「南極海捕鯨、見直しを」という社説があった。「国際捕鯨委員会(IWC)が機能不全に陥っている」と前置きしながら、「日本の調査捕鯨は違法だ」とする反捕鯨国と妥協するためにも、そのIWCが議長案として出してきた「南極海捕鯨は認めない。その代わり日本近海での沿岸捕鯨を許してもらう」案に乗っかろうと言っている。
 サヨク論説委員がなにを言っていやぁがる。なんで日本が反捕鯨国に妥協しなければいけないんだ。基本的なところを言えば、反捕鯨国が「海洋の生態系を守ろう」などという高尚な理念に突き動かされて喚いているのではない。すべて経済なのである。反捕鯨国の先頭を走っているアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドは大畜産国だよね。そして日本はそれらの国から牛肉や豚肉を大量に輸入している。それが鯨肉にシフトしてごらんなさいよ。各国の畜産業は大打撃を受けること必定である。

 和歌山県太地町のイルカ漁を扱った偏向映画の「ザ・コーブ」に出演しているリック・オバリーが「週刊朝日」のインタビューに答えている。アメリカのテレビドラマ「わんぱくフリッパー」のイルカのトレーナーとして関わって以来のイルカ好きのおじいさんなんだとさ。
 オバリーにしろ、「ザ・コーブ」の監督ルイ・シホヨスや「SS」のポール・ワトセンにしろ、バックにアメリカの巨大な畜産業界が見え隠れする。所詮、彼らはどこからか金をもらって牛肉、豚肉などの強敵になりそうな鯨肉を叩いているだけのことだ。
(下に続く)