なにを言っていやぁがる その1

 中国中央テレビの軍事評論家が朝日新聞のインタビューでこんなたわ言をほざいている。
《中国が大国となっても、かつての大日本帝国のような植民地主義や拡張主義の道は選ばない。軍事力を実際に使うことは現代社会では許されないし、ありえない。》
 おいおい、では中国が軍事力を使ってウイグルチベットを占領している事実、あれはなんなんだ。他民族の地域を「国内」と主張して植民しているのは、どこの国かにゃ。
《「世界の警察」である米国が機能していなければ、中国が代わって役割を果たしてもいい。なぜ、中国が警官になってはいけないのか。》
 それは簡単なことだわさ。「人権」、「自由」や「民主主義」といったものが存在しない独裁国家だからである。選挙すら行われたことにない未だに中世の闇から抜け出せない後進体制の帝国に、「世界の警察」が務まるわけないでしょ。
《日本人は、中国人がいまだに侵略戦争について恨んでいることを忘れてはならない。》
 ばかを言え!こういういちゃもんの付け方が中国の常套手段だよね。自分たちは善良な被害者になりすまし、悪いのはあくまでも日本であると主張し、日本に対し永遠に譲歩を求める。
 こういった類のいちゃもんには、「文藝春秋」7月号の藤原正彦先生の「一学究の救国論」が見事に反論している。26ページに及ぶ大論文だが、その中に「二つの戦争は日本の侵略だったか」という章がある。そこには、アメリカ、ソビエトなどの国家戦略のために、中国大陸の奥深くまでずるずると引きこまれていく小国日本の現実が書いてある。
 もちろん明治以降の歴史を丹念に紐解いていけば、日本が実は被害者で、加害者は米英ソ中だってことぐらいは子供でもわかる。しかし、中国は日本国内にばら撒いたシンパとともに史実を捻じ曲げてきた。
南京大虐殺」一つ取ったってさ、30万人を虐殺したって吠えているが、あの時期、南京に30万人の人が住んでいなかった。存在していないものをどうやって虐殺するのか理解できますか。
(下に続く)