地獄のDECEMBER その1

 今日、愛知県豊橋市で表題の2人芝居が上演される。副題が「哀しみの南京」となっている。いわゆる「南京大虐殺」を扱ったシロモノ。東京の夫婦がわざわざ豊橋まできて演じるそうな。ご苦労なこって。この夫婦、わざわざ南京や上海まで出掛けて行って、同じ演目をかけているという。筋金入りのヒダリマキといっていい。
 中国は一党独裁国家である。これは間違いない事実であり、中国共産党人民解放軍という兵を使って13億の民を押さえこんでいる。このため、情報操作や武力制圧は当たり前である。たとえばついこの間起こった「Google」との軋轢、あるいはチベットウイグルでの虐殺の隠蔽など、情報を書き換えたり、捻じ曲げたり平気でする政府でしょ。
 チベット大虐殺を正当化しようとして、中国共産党が作ったプロパガンダ映画の「農奴」を観たことがある。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20081230
 いい作品で、よく作りこまれてはいたが、全編嘘で固められており、よくもまあここまでいけしゃあしゃあと大嘘がつけるものだと感心したものだ。
 そして現代史の汚点である「文化大革命」や「天安門事件」は、なかったことにしてしまう。これが彼の国の歴史の使い方なのである。

 ワシャは、1937年の12月に南京にいなかったので、真実のところは判らぬ。しかし、中国共産党が駆使してきたプロパガンダや情報操作を念頭においた上で、「南京大虐殺」はなかったする本と、あったとする本を読み比べてみると、「あった派」の文献の中に嘘や捏造が多いのも確かである。
 ワシャは歴史が好きだ。歴史を大切にしたいから、過去とは正直に向き合いたいと思っている。
(下に続く)