フィギュアスケート女子の浅田真央がいい位置につけている。金メダルとって欲しいなぁ。日本の選手94人の中で、金メダルに手の届きそうなのは、もう彼女しかいない。226には真央ちゃんのトリプルアクセルが成功するように皆で祈りましょう。
それにしても今回のオリンピックの日本の不甲斐なさはどうだ。現時点で、スピードスケートの長島の「銀」、同じく加藤の「銅」、男子フィギュアの高橋の「銅」の3つしかメダルがない。メダル獲得数で競いあっているのがベラルーシ、クロアチア、スロベニアといった小国というからさみしい限りだ。お隣の韓国は、すでに金5、銀4、銅1を獲得している。少し情けなくないか、日本オリンピック委員会。
このできの悪さには理由があると、長野オリンピックで金メダルをとった清水宏保さんが声を上げた。
http://www.asahi.com/olympics/columns/from_vancouver/TKY201002230298.html
清水さん、こんなことを言っている。
「日本はスポーツ後進国で、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りするために、選手に快適な環境を提供できるコーチやトレーナーがはじき出されている」
確かに国会議員の橋本聖子がバンクーバーに行っても、国母の服装にこごとを言うくらいしかできまい。橋本議員が行くのをやめれば、メダル圏内にある選手の関係者を送り込むことができる。どっちが選手のため、ひいては国のためになるのかは簡単だよね。
コラムニストの勝谷誠彦さんはもっと辛辣だ。
《メダルも期待できないのに記念受験ならぬ記念参加の選手にぶら下がって出かける物見遊山の役員は自費で行くべきだろう》
今回の選手団に101人の役員がくっついている。この中に選手にとって必要な人材が何人いるだろうか。
惨敗の日本選手団を見ていて、映画「八甲田山」で「天は我を見放したか」と絶叫する神田大尉(北大路欣也)率いる青森第5連隊を思い出しましたぞ。