(続)ハイチ地震

 残念ながらハイチは大混乱に陥っているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100116-00000023-jij-int
 昨日、「ゴナイベス湾に各国の海軍力を結集し、戦艦で海を埋め尽くせ」と書いたけれど、本当にそうしたほうがいいような状況になってきた。

 ハイチ共和国のあるイスパニョーラ島を発見したのはコロンブスである。コロンブスが来るまでは、原住民のアラワク族のパラダイスだった。しかし島で金鉱が発見されるとスペイン人が大挙押し寄せた。そして金銀の採掘に強制的に狩り出されたアラワク族は、苛酷な労働とスペイン人の持ちこんだ疾病によりわずか20年で30万の人口が1万人余まで激減してしまう。スペイン人は労働力不足を補うため、アフリカ大陸から黒人を奴隷としてイスパニョーラ島に送りこんだ。これが今日のハイチ国民の基礎をつくっている。
 1806年、世界初の黒人共和国として独立を果たすが、その後、債務不履行によりアメリカ海軍により占領されたり、軍事独裁が続いたりで、政情は常に混乱している。国民の識字率も30%程度と極めて低く、最も貧しい国の一つと言えるだろう。

 この国の自力再生は無理だ。地震先進国の日本が迅速に動かなくてどうする。今朝の新聞では「日本なども救助隊や医療隊を派遣する方針を打ち出している。」と報じていた。何をのんびりしたことを言っていやあがる。
世界で最も地震現場に精通した自衛隊をさっさと派遣せんかい!
支援物資を満載したC−130を12機全部飛ばさんかい!
地震発生から3日が過ぎようとしている。瓦礫の下で救出を待つ被災者の命の灯火は次々に消えていくだろう。急げ!