精神科医で作家の和田秀樹さんも社民党について警告を発している。和田さんのオフィシャルブログをご覧ください。
http://ameblo.jp/wadahideki/
和田さんは社民党の前身の社会党についてこう言っている。
《関西人ならみんな知っているが、同和利権に群がって、共産党を裏切って(何度もいうが、私は共産党が好きなわけではない。ただ、社会党や社民党よりはまだ筋が通っているし、調査能力があるから野党としての価値があるといいたいだけだ)、社公民なる連合体制を作ったり、拉致問題では徹底的に北朝鮮をかばったりしていた政党だ。》
ジャーナリストの山村明義氏もこう言う。
《「護憲」と「平和」であれば、共産党で事足りる。政権交代なら民主党だ。風前の灯の社民党が今後、国民から認められる政党になる可能性は、限りなくゼロに近い。》
ところが政権交代の嵐に吹き寄せられて、あろうことか息を吹き返してしまった。選挙では国民から「NO!」を突き付けられながら、政権与党に寄生してその命脈を保っている。それでも大人しくしていれば可愛げもあるが、福島瑞穂はやたら喧しい。五月蝿くてかなわん。前回の総選挙から74万票も減らしている。元が340万票しかないから、74万といっても2割という大きさだ。野党の追い風は突風が吹いた。しかし、この体たらくである。にも関わらず、福島党首のこの張りきりかたはまったく現状が見えていないとしか言いようがない。
福島党首を陰で操っているのが土井たか子である。辻元清美政策秘書給料略取事件や北朝鮮による拉致事件対応の不手際などで有権者からそっぽを向かれ政界から追放された。その土井がまだこんなごたくを並べている。佐高信との共著の『護憲の一分』(角川oneテーマ21)という駄本で土井がこう言っている。
《私が拉致問題を朝鮮総連に通報して、解決を妨害しようとしたなどとも言われましたが、そんな事実は一切ありません。》
この後、ぐだぐだと言い訳を並べて、そしてこう言う。
《朝鮮総連にそれとなく問い合わせたら、「北朝鮮が拉致をする必要がないでしょう。そんなことをして何になるのですか?」と逆に質問されたようです。》
何を言っているのだろう。それがまさしく「通報」になっているんだって。
良かれ悪かれ社民党の存在意義は、土井たか子の退場とともに消えている。それが連立政権でゾンビの如く甦ってしまった。福島社民がどう動くのか注視していきたい。