民主党の致命傷に……

 YAHOOニュース(時事通信)では、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090908-00000183-jij-pol
「連立合意持ち越し=外交・安保で平行線−民社国」という見出しがついている。
 かたや朝日新聞1面では「民社国、連立大筋合意 外交・安保で最終調整」とある。報道によってずいぶんニュアンスが違う。しかし、これは時事通信の方が現実に近い。なんといっても朝日新聞はヒダリに偏り過ぎているからね。基本的に朝日新聞は眉に唾をつけて読んだほうがいいだろう。
 さて、社民党である。9月7日にも書いたが、
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20090907
社民党は勘違いもはなはだしい。社民党がとった票数は2,975,572でしかない。民主党は比例で29,533,307票を持っている(数字は9月1日の朝日新聞による)。ざっと10倍だ。選挙区の票も含めれば、民主が6,300万票に対し、社民が430万票である。民主党社民党の15倍の支持を受けていることになる。社民党がなんだかんだとごねているようだが、この民意の大差をどうするつもりなのか。
 かつて村山トンちゃんの社会党は、政策で自民党に大きく譲歩したために崩壊してしまった。民主党はこれと同じ轍を踏むのか。弱小の社民党に政策面で譲歩し、6,330万の信頼を裏切るのか。
 今回、自民から民主に流れた多くの票は、健全な保守票といっていい。彼らはヒダリに傾斜した社民党の政策など支持していないのだ。だから社民党は430万しか持っていないのである。
 参議院の運営が多少苦しくなろうとも、ここは安易に合意してはいけない。民主党には6,330万票があるんだから、自信を持って国政に当たればいい。社民に鼻っ面を握られて引っ張りまわされるようでは、次はないと思ったほうがいいだろう。
(下に続く)