平塚のミスと鹿児島のカス その2

(上から続く)
 小学生にしか見えない女性は投票用紙を受け取り、記載台で候補者名を書き、投票箱に投函する。次に向かうのが、比例、国民審査の投票用紙の交付係である。この係は投票所のレイアウト上、受け付けから離れていることが多い。この平塚の投票所もそうだったのだろう。選挙区の投票を済ませた母子(おやこ)連れが自分の方に向かってくるのを視認する。子どもの方はどう見ても小学生だ。投票所には子どもを連れて入場してくる親が多い。この母子もそうに違いない、そう判断した交付係は、母親らしき人にだけ比例と国民審査の用紙を渡したんだろうね。
 問題はここからだ。
 子どものような人が《比例代表の投票用紙をもらおうと手を差し出したが》交付係は子どもがふざけてやっているのだろうと思って交付しなかった。実際にそういったことは多いらしい。そして、娘への不交付に腹を立てた母親が《別の職員に抗議》したんだとさ。あれっ?なにかおかしくないかい。抗議するなら21歳の本人が交付係に抗議すべきではないかな。なんで母親が本人に成り代わって抗議しているんだ。ここが引っ掛かる。本人を見ているわけではないから断言はできないが、どうも親離れできていない幼い人物像が浮かんでくる。そして母親の抗議を受けて、担当者たちはあわてて対応したんだろう。
「申しわけありませんでした。確認がとれましたので比例区の投票用紙を交付いたします」などと管理者が言ったに違いない。そこで若作りの21歳がもどって投票を続ければなんの問題もなかったのだが、この女性は怒って投票をせずに帰宅したという。この若作みえ子も大人気がない。若く見られたんだ。立腹して帰るほどのことではないだろう。このあたりの「わがままさ」も容姿を幼く見せていた要因ではないのだろうか。投票所の担当者も責められるべきだとは思うが、そう一方的な話でもないと思いませんか。
(下に続く)