朝日新聞は楽し

 ワシャは朝日新聞をとっている。けっこういい読者だと思う。同じ敷地内に同居している父親も昔は朝日新聞だったが、もう20年くらい前に中日新聞に切り替えてしまった。だから我が家は二紙とっていることになる。え、その昔は朝日新聞を二紙とっていたということ?ま、いいや、親子で販売促進に寄与していたんだね(笑)。
 それにしても、今発売中の『WiLL』10月号がすごい。朝日新聞が8月5日、6日に掲載をした「いわゆる従軍慰安婦問題を考える」という特集で、世紀の詐話師である吉田清治の嘘を認めた。誤った報道を訂正するのに20年もかかるとは、もう報道機関とは言えない。このあたりのことを120ページにわたってスコンポコンに書いてある。この逆風は朝日新聞には辛いだろうなぁ。愛読者だけに心配だ(笑)。

 今日も今日とて朝日新聞は楽しい記事を掲載してくれる。オピニオン欄に東北大学の明日香寿川(あすかがわじゅせん)教授の意見が載っている。お題は「日中環境協力 上から目線の発想やめよ」というもの。ご意見をまとめるとこうなる。
支那中国の大気汚染、越境汚染について日本はどいつもこいつも上から目線だ」
「技術でもノウハウでもなんでも援助させていただきますので、貴国の環境汚染につきましてはなにとぞ対策をとってくださいませませ、と下手にでろ」
「といっても日本の技術に中共の技術が劣っているわけではない。日本など先進国が想像もできないような対策をすでにやっている(エッヘン)」
「日本領海内のエネルギーの共同利用をして仲良くすればいい」
 相変わらず明日香先生、世界に冠たる環境破壊国家に対して、やはり母国ということでまことにおやさしい。
 そもそもこの先生は地球温暖化論者の急先鋒で『地球温暖化懐疑論批判』なる叢書を共同で出版し、プロパガンダの一環としてこれを無料で配っている。おそるべし温暖化論者。
 このところ寒い日が続く。今、書庫の温度計は24度を示している。これはどういうことかというと、気温が水蒸気に大きく左右されるものだということを証明している。二酸化炭素の増加だけではないのだ。太陽の活動、水蒸気の量なども複雑にからんでくる。
 それでも、支那中国がPM2.5に代表される汚染物質の大量排出は見過ごすことができない。お世話になるほうが、膝を屈して「お願いします。手を貸してください」というのが筋だと思うが、日本国籍を取得していても、祖国は大陸にありですな。
 
 こういう刺激を毎日与えてくれるので「朝日新聞」は止められない。

 そうそう、何年か前に左翼系の人から「機関紙を取ってくれ」と言われたことがあった。ワシャが「朝日新聞を取っているからいいじゃん」と言ったら、なっとくして帰ってくれたものだ。朝日新聞のご利益だ(大爆笑)。