問題は別にある その2

(上から続く)
 さて、どうしたら我々が子孫たちから蔑まれずに済むか。ワシャの極論を聴いて笑ってください。
 まず、全世界の発展を2009年で止める。先進国も新興国発展途上国も例外なく2009年レベルから経済発展させない。もちろん人口も人為的に制限をする必要がある。必ず中国あたりからは「先進国は繁栄を享受してきた。なぜ、我々の発展を阻害するアルカ」と文句が出るだろうが、そんなことに耳を貸していたら人類文明の持続性は担保できない。スタートダッシュができなかった走者が追いつくまで資源を使わせれば子孫に回す分がどんどん減るばかりである。新興国発展途上国には現状で立ち止まってもらうしかない。そして日本を含む先進国には経済活動の収斂を徹底的に実施してもらう。一気には無理だろうが、徐々に天然資源の蛇口を閉めていく。そうして経済活動を少しずつ落としていくのである。まずは新興国並に落とし、次の段階として発展途上国レベルにまで落とし込むことができれば成功だ。混乱は生じるだろうが、ゆでガエル理論である。じわじわと移行していけば、存外、気づかない。100年をかけて生活をゆっくり不便にして行く。産児制限も世界的に行い人口を抑制する。もちろん蛇口は完全に閉めるわけではない。新エネルギーの開発やエネルギーの効率化を図るための研究には使いつづけるのである。いつしか夢の新エネルギーが開発されれば、再び人類は繁栄を享受すればいい。現存するエネルギーはその時までの貯えと考えて、極力、使わないようにするのが後世の人類のためではないだろうか。 
(下に続く)