四半世紀、遅れている

 ウラシマさんの日記に
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=106046&log=20090520
「中央職業能力開発教会」のことが書いてある。関連の記事はこれだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/4159589/
 公益法人「職業能力開発協会」は宴会にコンパニオンを呼んでドンチャン騒ぎをしていたんだとさ。
 事務局長の言い訳が笑っちゃう。
「協会では総会や研修会後の意見交換のため、たびたび懇親会を開いています。会場はたいていホテルで、出席者の人数は多いときで80人くらい。ただ、福井のホテルは料理や酒を運ぶ従業員を大量に抱えているところは少ない。それで、コンパニオンに配膳の仕事を頼むのが一般的なんです。料金はコンパニオン1人につき、8000円から1万円程度(2時間)。多い日は8人のコンパニオンを呼んでいました。ごく普通のコンパニオンです」
 なにが「意見交換のため」だ。ただ酒を飲むためにわざわざ懇親会をつくっているだけやん。「福井のホテルはお運びさんを大量に抱えているところがすくない」って、料理を運ぶなんてのは、サービスの基本中の基本でしょうが。そんなに間に合わないホテルなら利用するのを止めればいいだけじゃん。コンパニオンをはべらした正当な理由にはなっていない。「ごく普通のコンパニオン」って、ごく普通ではないコンパニオンもいるんだね(笑)。
 かつて官官接待が華やかなりし頃、そうねぇ20年以上も前の話だが、そりゃあもう日本全国で上級官庁の職員を招待して芸者やコンパニオンを並べて宴会をするなんざぁごく当たり前の風景だった。そこには行政独特の屁理屈が合って、宴会で100万円使っても、国の予算を1億円もらえれば都合9,900万円の儲けということになり、住民のためになっているのだから官官接待は必要悪なのだ、ということになる。まぁ最も卑しいのは予算をちらつかせて市町村にたかる国や県の役人なんだけどね。
 それでも官官接待などという言葉が人口に膾炙し始めて、そういった支出に市民の監視が強くなってだんだん減っていった。今でもたかり官僚、たかり役人は存在する。でもね、市町村ではその類の食料費の支出は不可能になっているから、職員が自腹でおごっているのが実情らしい。
 その名残が、公益法人に残っているということだわさ。やつらは住民に直結していないからやりたい放題で、なにも福井だけの話ではなくて、全国津々浦々で公益法人の開催する懇親会をチェックしてみるがいい。みんなお運びさんのいないホテルで開催しているんじゃないの?