論語塾の帰りに麻生太郎

 昨日、名古屋白壁で論語塾。すでにテキストは最終盤にさし掛かっている。それにしても『論語』がこれほど面白い読物だったとは……
 もちろん、呉先生の講義が面白いので、ついつい引き込まれてしまう。話が『論語』だけに留まらず、紂王の話から、絶世の美女の妲妃(だっき)、そして酒池肉林の話へと発展していく。
 また、斉の国は孔子の活躍で魯の国力が伸長してきたので、これを妨害するために美女軍団を送りこんで魯の政治家を骨抜きにした。北朝鮮は、あちこちの国に美女軍団を送りこんでいる。『論語』に書いてあることを忠実に守っているとしたら、なんて真面目な国だろう(笑)。
 午後2時に始まった論語塾は、休憩をはさんでみっちり2時間30分、「芸」と「藝」では本来意味が違う、「憮然」の意味は「むっとして怒っている」ではない、「可もなく不可もなく」は「是々非々」ということ、などなど目から鱗が落ちっぱなしだったのだ。
 論語塾は9月をもって終了となる。次は『荘子』である。『荘子』なんて、こういった機会でもなければまず読まない。我と思わん方は
http://hakugakuhompo.michikusa.jp/Nagoya_hakugaku-hompo/index.html
こちらをご覧あれ。

 さて、論語塾の悪ガキ四人組である。本来は先生や優等生グループと行動をともにして、喫茶店での課外授業を受けなければいけないのだが、天気もよくなってきて、ビールが呑みたくなってしまったのじゃ。先生とウラシマさん
http://www2.diary.ne.jp/user/106046/
の激論バトルも拝聴したかったが、途中で別れて大津通の沖縄料理「南風」にしけこんだ。
 店にはいる時にこんなことがあった。ちょうど大津通をはさんだ反対側(西側)に自民党県連事務所がある。その前の歩道がなにやらものものしい。「なんのこっちゃ?」と店員に尋ねると、今、そこにあの麻生太郎さんがお出でになっているとのことだった。常々、麻生さんをボロクソに書いているワシャとしては、そのご尊顔だけでも拝んでおかなければなるまい、ということで反対側の歩道で粘っていた。
 残念ながら麻生さんは、待たせてあった車にさっさと乗り込んで栄方面に走り去ってしまった。車に乗り込む小柄なシルエットを捉えたが、あれが麻生さんだったと思う。
 今朝の新聞で首相の動静を確認したが、午後4時51分に、確かに大津橋にいた。その後、栄え交差点で街頭演説をして、6時代ののぞみで東京に帰った。東京ではまた酒池肉林をしたのだろうか。