名残の花

 靖国は快晴だった。
 市ヶ谷駅に降り立ち、靖国通りを東に向かう。通り沿いに並ぶ桜は葉になっていた。むむむ、お江戸の花は三河よりも早いようだ。靖国の花吹雪を期待してきたが甘かったか。
南門から境内に入った。やっぱり、葉桜が目立つ。まぁ仕方がない。本殿にお参りして大村益次郎に会いにゆくとしよう。そう思って、参道に向かう。その時だ。拝殿の方向から突風が吹いた。その風に名残の花が流れる。花吹雪とまではいかないが、幾弁もの花びらが舞ってゆく。
 嗚呼、栗林さん、田舎者のささやかな望みを叶えてくれたんですね。

 神楽坂界隈で開催されたシンポジウムは有意義だった。シンポジウムの後の懇親会も楽しかった。そのまた後の二次会も面白かったのじゃ。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。また、どこかでやりましょうね。
 おおお、もうすぐ明日になってしまう。今日、観た海老蔵の歌舞伎の話はまた明日にでもしたいと思います。
 おやすみなふぁ〜い。