刈谷で読書会

 今朝の朝日新聞「be on Saturday」の「意外に強い地域の実力」というコーナーに愛知県が取り上げられていた。工業出荷額40兆円、製造業就業者数98万人がダントツの全国トップで、だから元気がいい。そのことが評価されているらしい。弱点としては、所得水準が高いにも関わらず暮らしが地味なことなんだそうだ。要するに住民がケチにできているから金を使わないから、一部の刈谷市の郊外にあるハイウェイオアシスのような場所には「にぎわい」があるが、県内各市の市街地の空洞化はなげいている。そして《次回の「好景気」の際には、このにぎわいが市街地にもよみがえることに期待したい。》と結んでいる。
 この人、最近の刈谷市中心市街地を見ていないな。それも夜を。

 昨夜、読書会があって刈谷駅前まで出掛けた。今、刈谷駅周辺の開発が凄まじい。駅南には大型ショッピングビルができた。駅からペデストリアンデッキを使って直接ショッピングエリアに入れる。入ってすぐのところが大型書店になっているのもうれしい。小谷野敦『日本の有名一族』(幻冬舎新書)、山田吉彦『日本の国境』(新潮新書)、雑誌、ミニ付箋などを買いましたぞ。
 駅の北も元気だ。500m四方のブロックが飲食街なのだが、昨日はトヨタ系が休日にもかかわらず、界隈の飲食店は大入り満員、通りまで人があふれ大層なにぎわいだった。読書会をしていたので少し出遅れたワシャたちは、何軒も巡ってようやく駅の南の小さな居酒屋の納まった。あやうく酒にありつけないところじゃったわい。
 そこでビールや焼酎を飲みながら、刈谷のにぎわいを愛でつつ楽しいひとときを過ごしたのだった。めでたしめでたし。