力士のセンス

 ワシャは相撲が好きなので相撲の雑誌を何冊か買っている。別冊ステラの「NHK大相撲中継」もその中の一冊だ。この雑誌は関取衆の直近の全身写真が掲載されるので、力士それぞれのファッションセンスや動向はかいま見えるので楽しみにしている。
 編集に間に合わなかったんでしょうね。解雇された若ノ鵬露鵬がでかでかと載っている。う〜ん、若ノ鵬、バカだけど着こなしはいい。これが最後の勇姿となったわけだ。この号は記念にとっておこう。
 着物姿の決め手は帯にあると思っている。そういった点から言って、相変わらずお洒落なのは雅山だ。黒の絽の単に模様の入った黄櫨染(こうろぜん:赤みの暗い灰黄赤)の帯を締めている。薄柿色の鼻緒は裾模様と合わせてある。全体的に秋を感じさせるコーディネートとなっていますな。
 これに対してセンスのないのが安馬だ。着こなしは崩れているし、どず赤い着物の裾一面にフルカラーのモンゴル騎兵が大書されている。だらしなく巻いた帯もいけない。銀無地にモンゴル国旗が一列横隊に並んでいる。見えているところだけでも5つある。雪駄の鼻緒は鼠色だから、カラーの裾絵は無視しても、どす赤、銀、モンゴル国旗の朱・水色・黄色、そして鼠色だ。色を使い過ぎだね。それに帯に国旗を入れるのを止めないか。そんなところで母国を主張しなくたって、お前らがモンゴル人だってことは皆知っているよ。同じ帯をバカ青龍も締めているが、こういった瑣末なところから国技が軽視されている。そのことがロシア3人の解雇につながったということをモンゴル大好きモンゴル人は自覚すべきだろう。
 さっそく安馬がやってくれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000063-sph-spo
 こいつら規則を破るということに関しての罪悪感のようなものが欠落しているとしか思えない。大麻事件の直後に解雇者3人を出し、それぞれの親方も責任をとらされたばかりだというのに、安馬はあま〜い!(スピードワゴン風)
 要はこれが言いたかったということで……