情けない話 その2

(上から読んでね)
 ワシャが担任教師ならこうする。
 まず、クラスの児童がいる前で、「クラスのみんなが嫌がっている。だから金属バットを体育器具室に戻しなさい」と命令する。どんな屁理屈をこねようともことごとく論破し「みんなが迷惑しているから戻して来い!」と命令し続ける。このあたりのやりとりは、きっと登場してくるであろうバカ親対策に録音しておくとよい。どのみちひねくれたクソガキは言うことをきくわけがないから、ここで実力行使に出る。
「じゃあ先生が一緒に返しに行ってやる」
 と大声で言う。これはもちろん録音させるためだ。そしてクソガキを羽交い締めでも抱えてもいい。ただ手を掴むようなことをしてはいけない。チビッコ番長(笑)といっても、所詮は子どもだから、腕を捻挫したり骨折したりするからである。とにかくケガをさせることだけは避ける。そのかわりクソガキには好きに抵抗させよう。できれば見えるところに引っかき傷や青アザを作ってもらえば大助かりだ。傷を負った場合は写真を撮っておくことを忘れてはいけない。
 とにかく、抵抗するクソガキを拘束して体育器具室まで連行して金属バットを返納する。その間は2人きりになるから(笑)クソガキを徹底的に躾る。気心の通じた同僚がいれば同行してもらってもいい。ここが重要だ。重要だがこの部分は企業秘密なので詳しくは書けない。戻ってきた時にはチビッコ番長は猫のように大人しくなっていることだろう。
 家に引きこもる前に、いろいろな作戦を立ててやってみろよ。相手(といってもたかが小学生)を熟知し四手先五手先まで読み込んで対処すること。逃げていては何も解決しない。
 喧嘩に強くなりたい方は、日垣隆『どっからでもかかって来い!』(WAC)読まれるといい。この本は喧嘩のコツが随所に載っている。是非、お試しあれ。