惨状四川、それでも五輪?

 中国政府は四川大地震で死者50,000人を確認したという。行方不明者を含めて80,000を超える大人災だ。もうオリンピックなどという馬鹿騒ぎをしている局面ではない。自宅を失った被災者が500万人いる。兵庫一県の住民がまるごと野ざらしになっている状況にも関わらずテントは40万張りしか出来ていない。仮設住宅など当分無理だろう。
 中国政府は困窮している500万の人民よりも、政府の面子の方を優先する体制であることは明白だ。そういったことしかしないから隣人として信用できない。体制レベルとしては北朝鮮ミャンマーとなんら変わるところがないのだから。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20080513
 5月13日の日記で救助の緊急性を説いた。しかし中国政府は被災地をベールに包み、初動期での支援を断わってしまった。この事実が全てだ。被災地情報も小出しにしていたが、今は政府が管制を敷きはじめている。早晩、過去の話として頬かぶりして虚飾のオリンピックを嬉嬉として開催するんでしょうね。
 500万人の被災者は捨てておいていいのか。