不愉快な来訪者 その2

(上から読んでね)
 ワシャの隣のボックスシートに東南アジア系の女がいて、そいつがずーっと携帯電話をしていやあがる。名古屋駅からずーっとでっせ。その女と同じボックスのオバさん(日本人)とカップル(日本人)は顔をしかめながら20分も苦痛に耐えておった。
 ワシャはその人たちほど忍耐力がないので、その女を見て「うるさい!」とたしなめた。しかし、その女、日本語が理解できないらしく、ワシャの顔を見てきょとんとしている。日本で生活するなら最低限の日本語をマスターして来いよ。おまえらの知っているのは「スケベシャチョさん」だけかよ!
 もっと強く言ってやろうと思ったが、ああ残念(苦笑)、ワシャの降車駅に着いてしまった。仕方がないのでワシャは電車から降りたが、心残りもあって、車内を振り返るとバカ外人の隣に座っているオバさんが、ワシャに軽く会釈をしてくれたのだった。

 人の家にたまたま来ている客人が傍若無人の振舞いをしていると感じたことはありませんか。日本人はおくゆかしいから、それに外人は何となく恐いから、公衆道徳に違反していても黙認してしまうという風潮になっていませんか。
 ワシャはそういうことが許せないので、一人気を吐いているんですが、そんな姿を見て友人は「くれぐれも気をつけろよ」と言ってくれます。でもね、おかしいことはおかしいし、他人の家(国)に滞在するなら最低限のルールは守れよ。