薪能帰路2

 風雲急を告げる名鉄西尾線午後7時9分発普通列車ワルシャワの運命やいかに!

 近づいてきた外国人の男は、そのままワシャの前を通過して行く。よかった言葉の壁は厚かった。
 それにしても日本で日本人のワシャがひやひやしながら電車に乗らなければいけないのだろうか。なんだかとても理不尽なものを感じる。ワシャの前に座るラテン系とアフリカ系の混じった顔を持つ若い女の行動にも現れているが、ヤツらに日本を愛する心はない。便利な国だとは思っているだろうが、大切に思う気持ちはないと断言できる。日本の治安のよさを逆手にとって、傍若無人な振る舞いは目に余るものがある。
「ゴミを捨てるな」
「電車の中では静かにしろ」
「ナンバーのない車を運転するな」
「人の駐車場に無断で駐車するな」
「自分たちだけのコミュニティをつくるな」
「自分たちの価値観を押し通すな」
「違法行為をするな」
 日本の子どもたちに、子孫たちに、日本の歴史のある国柄を伝えていかなければならない。そのためには不良外人を排除しなければだめだ。今こそ200年ぶりに「攘夷論」を再燃させるべき時期に差しかかっている(笑)。
 ワシャは狭量だ。日本の国内に日本語の通じない場所を作るべきではないと思っている。大は米軍基地から小はブラジル人コミュニティまで同じことだ。こういった「囲われた地」は必ず周囲の日本と軋轢を生む。日本に生活の基盤を置きたいと思っている外国人は、まず、日本語を話そうと努力をすること、日本の文化を理解しようとすること、そして日本人になろうとすることが重要ではないだろうか。

 途中の駅で日本人の女性が3人乗ってきた。確かめたわけではないが、物腰やらファッションで日本人だと思った。清楚なワンピースを着ているし、けっして醜い生腹など出していない。その女性たちの静かなことといったら、さすがは日本人ですな。太い太股を投げ出し、ズルズルと音を立てて傍若無人にシェイクを飲んでいる外人とはえらい違いだった。