ワシャの症状

 ワシャの疾患の病名が顕かになった。「腰椎間板ヘルニア」のかなりひどいものと、「腰部脊柱管狭窄症」なのだそうだ。症状は、腰の椎間で髄核(椎間板の本体である軟骨)が後方へ突出し、これが脊髄から枝分かれした神経根や、その神経根が束になっている馬尾(バビ)を圧迫して、腰痛や下肢痛、しびれなどが起きているのだという。
 2人の専門医が、ワシャのMRIを見て、口をそろえて「ヘルニアとしてはひどい方です」と言ってくれた。並のヘルニアではなかったので少し嬉しい(なんのこっちゃ)。
 以下は、先生との質疑応答。
「で、どうしたらいいんですか?」
 と、ワシャは先生に詰め寄った。
 先生は即答する。
「方法としては、手術をするというものがあります」
「手術は嫌じゃー!」
 と、毎度おなじみの駄々をこねると、先生は笑顔でこう答えた。
「私も手術はあまりお勧めしません。あるデータでは手術後1年の経過を調べてみると、手術した人と手術しなかった人との差異が顕著に認められないのです。ですから、余程、緊急を要するものでなければ、神経根造影とブロック注射で様子をみるのがいいでしょう」
「その真性包茎Aとブロック厩舎というのは痛いんですか?」
「検査は腹這いで実施します。腰椎にぶっとい針を刺して、神経根周囲に造影剤を注入し、レントゲン写真を撮影します。神経に直接針を刺すんですから、むちゃくちゃ痛いですよ」
「ひええええ」
「さらに造影直後に局所麻酔剤とステロイドホルモンを注入します。」
「そのホルモン焼のステテコというのはなんですか?」
「抗炎症剤のことです。これで神経根周囲の炎症を抑えて、症状の改善を図ります。手術にしますか?それとも神経根造影とブロック注射2本にしますか?」
「それじゃあ新大根の風呂吹きに鱏(エイ)のお造り、銚子を2本ほど願います」
 おあとがよろしいようで。

 今日の夕方、病院に行って来ます。とほほ……