カラマーゾフの呪縛

 昨日、名古屋市短歌会館で読書会があった。課題図書はドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)全5巻である。仕掛人のセコ道さん
http://sekomichi.vox.com/
 からは10月15日に課題図書を通知してもらっているにも関わらず、実は完読できずに昨日を迎えてしまった。時間は2ヵ月もあった。ワシャ的には昨日までに読み終わる予定だったのだが、残念無念、4巻の最初のところで時間切れとなってしまったのじゃ。クヤチー!
 刈谷のパセリ君は計画的にコツコツと読み進め、全編を読破し参加している。路傍でうたた寝をしていたワシャウサギはいつの間にか追い越されていた。でもね、うたた寝をしていても、常に「カラマーゾフを読まなくっちゃ」という強迫観念にさいなまれていたんですな。
 読書会が午後5時に終了した。後片付けをして仲間とともに雨の錦通に出る。雨脚は強い。鬱陶しい気分のはずなんだが、これがなぜか晴々としているのだった。めでたしめでたし。