腰以外は復活

 いやー、夕べはぐっすりと眠りましたぞ。布団の上でドロドロに溶けた状態で、ただし痛みのある脊髄だけは、溶液の中でしっかりと存在を主張しておりました。ワシャは宇宙生命体か!

 今朝、神戸から宅急便が二箱届いた。中身はパソコン、書籍、資料などである。今回の研修に際してジャーナリストの日垣隆さんを見習い、講師陣の本を事前に漁るようにして読んだ。それらを参照しながら講義を聴きたかったので、まとめて宿に送っておいたものである。総冊数18冊、それにA4バインダー3冊分の資料と、せっかく神戸に行くのだからということで、神戸に縁のある小説も、3冊ほど突っ込んでおいた。このためにかなりの重量になったが、これらの本のお蔭で講義はよく理解できたし、なんといっても神戸の地で読む神戸辺の小説は格別でしたぞ。谷崎潤一郎の『細雪』では、末の妹の妙子が個展をひらいたのは元町から北に延びる鯉川筋の画廊だったし、南京町にある東雅楼という広東料理店も出てくる。その他にも有馬温泉、六甲、神有電車などなど目と鼻の先の地名が次々と出てくるので、とても面白く読書ができたのじゃった。

 今日は友達のパセリ君と名古屋の金山で開催される琉球民謡協会主催の「かりゆしの祭典」に行く予定だったが、安静にしていることにした。残念。