朝青龍は帰国した方がいい

 何が「急性ストレス障害」だ。要するに自分のわがままが通らなかったガキが駄々をこねて不貞腐れているだけじゃないか。おもちゃ売り場の前で手足をばたつかせている子どもと何ら変わるところがない。
 6日深夜の診察に同席した相撲診療所の医師は「横綱は無表情で何もしゃべらない。食事も十分にとっていないようだ。モンゴルへ帰れば、少なくとも今の状態からは逃れられる」と話していたそうだ。
「おもちゃ買ってくれないと、ボクチン、怒っちゃうもんね。ご飯も食べないもんね」ってごねているクソガキそのものじゃん。

 日本相撲協会はファンの気持ちを間違って忖度している。モンゴルへ帰国してサッカーをやっていたことなどどうでもいいのだ。ファンが怒っているのは、精神的に未熟な半端者が横綱の地位にあることなのである。古来、横綱は地鎮を司ってきた。城や屋敷を建造する際に、地霊や悪鬼を地踏みして押さえ込むというある種の神職と言っていい。その神につかえる者がバカだけなら我慢もしよう。しかし、こずるくて嘘吐きと来た日にはもう黙っておられまへんで。
 横綱は、その地位にある限りこの日本に止まって大八洲を踏んでいなければいけない。それが、モンゴルから遠距離通勤だなんて、そんなことで神職が務まりますかいな。
 もう協会も姑息な手を使うな。「4ヶ月の謹慎」という厳罰を課したなら、その原則を全うせよ。朝青龍が「急性ストレス障害」なら、刑務所に入れられた犯罪者はみんな「急性ストレス障害」と言い出すだろう。
 4ヶ月をまじめに務め上げたなら、相撲ファンとして朝青龍の復帰を喜ぼうじゃないか。しかし、途中でモンゴルへ帰国するようなら引退してもらっても痛くもかゆくもない。そのくらいの腹を示せよ、北の湖

 ちなみに発表会は無事に終わりました。やれやれ。