明るい大相撲

 日本相撲協会は8日大相撲夏巡業夕張場所を全額協会負担で開催した。大盛況だったらしい。横綱白鵬大関琴欧州琴光喜らが市民を元気づけるために頑張っている。朝青龍がいなくたってまったく影響はない。新聞には少女を抱え揚げる琴欧州の写真が掲載され、ネットではサインをする琴光喜の笑顔が載っていた。本来、このバカ元気な陽気さが大相撲のよさなのに、「朝青龍」という固有名詞がからむとどうも不愉快な出来事が多くなる。
 朝青龍は強い。他の力士よりも強い暴力を持っている。しかし、精神的にこれほど貧弱ではどうしようもない。子どものような序の口力士ならいざ知らず、横綱を張った角界の頂点が「怒られたので、ボクチン、モンゴルに帰ります」では通用するわけがない。
 大島親方が「ストレスなら汗をかけば直る」と言っている。朝青龍は相撲ファイターだ。それしかなかろう。謹慎といったって、部屋への出入は自由にできる。すぐにマンションを出て高砂部屋に行って四股でも鉄砲でもするがいい。でなければ引退して故郷に帰れ。ワシャは25人の横綱を見て来たが、こんなわがままで根性なしの横綱は始めてだ。
 これ以上、大相撲や横綱のイメージを壊す前にさっさと消えてくれ。そして明るい大相撲を取り戻そうよ。