駄駄

 何が「解離性障害」だ。相撲診療所のお抱え医者によれば「外部の状態を認識しているにもかかわらず、意思のの発動がない状態。一歩も外に出られず、拘禁反応が出る恐れもある」なんだとさ。この医者が診断に行っても、質問に応えず、付け人の話を聴いて診断したという。
 正常な日本人はそんなものを病気と言わない。「駄駄」と言う。わがままに育てられてきたガキが、自分の思い通りにならないことがあって、泣いたり喚いたり不貞腐れたり口をきかなくなっているだけのことだ。「駄駄」が「解離性障害」ならおもちゃ売り場の周辺は障害者だらけということになる。
 相撲診療所は「帰国療養」を勧めている。ワシャもそう思う。朝青龍はとっとと廃業してモンゴルに帰国したほうがいい。これだけ大事になっているのだ。相撲ファンどころか多くの青少年もことの成り行きを注目している。駄駄をこねれば物事が思い通りになる、なんてことを満天下に知らしめていいわけがない。ルールを破ったものには必ずペナルティが課せられ、そのペナルティに服せない者は、ルールで縛られている社会から去っていくしかなかろう。
 百歩譲って「解離性障害」だとしよう。とするなら、それこそ、そんな根性のない横綱など大相撲にはいらない。心技体を極めたスモウファイターの頂点に君臨するのが横綱だ。それが「思い通りにさせてくれないなら、ぼくちん、怒っちゃうもんね、プンプン」なんていう精神力のやせ細ったナメクジ野郎は、さっさとママのところに帰るがいいさ。