活断層

 年が改まってから「活断層」の関連の本を読んでいる。
名古屋大学地震火山・防災研究センター『いま活断層が危ない』(中日新聞社
中田高・今泉俊文編『日本の活断層地図』(人文社)
千葉達郎編『活火山・活断層 赤色立体地図でみる日本の凸凹』(技術評論社
山中浩明『地震の揺れを科学する』(東京大学出版会
川崎一朗『スロー地震とは何か』(NHKブックス)
鈴木康弘活断層地震に備える』(ちくま新書
松田時彦『活断層』(岩波新書
 なぜ活断層の本ばかりかというと、昨年末、中央防災会議が、中部・近畿圏で想定される直下型地震の震度予測を公表した。大きな被害が予想される13の地震の中に、西三河に横たわる「猿投―高浜断層帯」で発生する地震も挙げていたのじゃ。報告書には「濃尾平野名古屋市東部からその東方にかけて)、また岡崎平野南部(衣浦港周辺)の一部で震度7となっており、愛知県西部(濃尾平野東部から岡崎平野にかけて)の広い範囲では震度6強以上となっている。」と書かれている。西三河にとっては実は東海地震東南海地震よりもこっちのほうが恐ろしい地震といってもいい。だからあわてて断層の勉強をしているのだった。