流行語大賞

イナバウアー
 これには泣かされた。荒川静香のそっくり返りがテレビで流れるたびに、腰痛持ちのワシャは腰が疼いたものじゃ。あの技を見ると腰痛持ちは腰が外れそうになる。もう二度と見たくない技だね。
【品格】
 品格のないワシャはすぐに『国家の品格』を買って読みましたぞ。お蔭で多少は品位や気品が身についたんだろうか。口の回りにマヨネーズをくっつけたまま神楽坂界隈をうろうろしているようでは「品格のある人」には程遠いようじゃわい。
格差社会
 格差という言葉には等級、地位の差というものもあるが、品位の差という意味も含まれる。品位の差、つまり品格の差ということだね。多くの真面目な人々と談合問題で次々と首が吹っ飛んでいる県知事様の格差は広がるばかりなのね。
【エロカッコイイ】.
 エロチシズム、エロティックと表記すればそれほどでもないが、「エロ」と略すとあんまりいい語感ではない。「エロオヤジ」「エロジジイ」「エロ本」「エロまんが」「エロ雑誌」……その「エロ」に市民権を与えたということでは幸田來未のエロっぽさはアッパレですな。でもここんとこエロさから、かわいらしさに走っているような気がしてなんだか悔しいですぞ。
【シンジラレナ〜イ】
 って、どこで使われていましたっけ。野球を見ないワシャはまったく知りません。流行していたの、こんな言葉が?信じられない。
たらこ・たらこ・たらこ
 たらこは昔からある言葉で、それを三つ続けただけじゃないか。要するに巨大な赤い頭巾を被らせた小学生の人気が出たってだけの話で言葉が流行したっていうレベルの話ではない。
 このたらこ頭巾の小学生、明石屋さんまに「頭巾を取れ」と突っ込まれていたが、最後までたらこ頭をとらなかった。スポンサーから言われているのか、マネージャーから言い含められているのかその頑なさが鼻についた。ギダンボーガキは学校で勉強していろ。

 それにしても、最近、「流行」と言うのがとても短命になってきている。あっという間にブームになって、あっというまに消えてゆく。流行語も1年を待たずしてどんどん死語になっていくんでしょうね。