怪しい焼肉屋の話
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20060821
の続き。
その店では「道産子牛のカルビ」というのが人気らしい。旨そうな霜降り肉のポスターが壁に張ってあった。こりゃ旨そうだということで注文をする。ところが出てきたのは、貧相なカルビだった。こんなモノはいつも行っている美味しい焼肉屋さんなら並カルビだ。ビールも水っぽいし、従業員は空いた皿を下げないし、この店はスカだった。
そして止めがトイレにあったのじゃ。用をたしてひょいと壁を見るとポスターが張ってある。「なんじゃらホイ」と思ってじっくりと眺めると「長者番付に挑んだ男 風雲児 なんだかんだと言ってもやっぱり彼は本物だった」という映画のポスターだった。主演:美木良介、国分佐智子(って知ってました?)共演:加納竜、板尾創路、岸本祐二、小西博之。有名なところでは雛形あきこ、織田無道、ガッツ石松、鈴木宗男なんてところが顔を出している。
そんな出演者はどうでもいいのだ。要はこのセンスのない題名の映画が西三河で有名なリフォーム詐欺会社の実質的経営者の半生を描いたものだということである。すでにこの会社関連の人間が13人も有罪判決が出ているという状況で、トイレとはいえでかでかと掲出するセンスはいかがなものであろうか。この一点のみをとってもこの店の信用性は大きく揺らいでいる。そして垣間見える儲け優先の姿勢、従業員の躾の悪さ、味の悪さ……一度、行けばもういいね(って二度行っているけど)。
今、ちょいと調べてみたらこの店のグループ企業がアメリカ産牛肉の輸入再開に積極的な会社でしたぞ。儲け最優先なら安いアメリカ牛を平然と並べるんでしょうね。桑原桑原。