またまた大ボケ野郎の話(その1)

 ワシャの友人に行政飲食評論家の木端役人(こはしえきと)くんがいる。彼に今回の衆議院での国政調査活動費の飲食問題をどう思うか聞いてみた。
木端「地方自治体では食料費という類の支出については1990年代に急速になくなっていきました。なにしろ市民の目が厳しいですからね。極端なところでは市民に出すお茶の葉代まで職員がお互いに出し合っているんです。駒崎衆院事務総長が主催していた『事務局幹部等との懇談会』で東京銀座の中華料理店で1人25,000円の料理ですか?信じられませんね」
ワシャ「この懇談会では17,5000円も酒代がかかっています。1人当たり16,000円ほど飲んだことになります。国の役人は酒豪揃いですな」
木端「女性が絡んでいるんじゃないですか。国の役人が女性抜きで懇談なんてしませんよ。それがみんな酒代に化けているんですよ」
ワシャ「凄い術ですな。木の葉を金にかえる狸か狐のようですぞ」
木端「そんなものわけはないですよ。奴らは砂でも鉄でもなんでも食います。まぁ地方でも20年前くらいは当たり前の状況だったんですがね」
ワシャ「砂を食うって、なんですかそれは?」
木端「国の予算でも地方の予算でも流用という手法があります。この方法を使って備品の購入費なんかを食料費にしちゃうんですね。で、食っちゃうんですよ」
ワシャ「ほう……」
木端「もっと露骨なやり方もあったそうですが私は知りません。でも先ほど言いましたが良識のある自治体では1990年代にほとんどやらなくなっています。大坂市のようなボケ自治体は別としてですが」
ワシャ「地方自治体で10数年も前に止めてしまった悪弊を国では未だにやっているということなんですな」
木端「そのくらい遅れているんでしょうね」
ワシャ「なんでそんなに遅れるんですか」
木端「住民から遠いんでしょうね。議員なんてものは村会議員も国会議員も大差はありません。森前首相を見ればわかるでしょ。ごく一部の変わった議員を除けば彼らに自浄能力はありません」
ワシャ「変わった議員というのは河村さんのことですか」
木端「さあ、どうでしょう(笑)」
(下に続きます)