忍耐ばかりの四人部屋

 17日、18日と渥美半島の先っちょに出張していたのですが、これが4人の相部屋だったんですな。ワシャはけっこうデリケートな生き物なので、他の人と枕を並べてというのは得意ではないんです。それも喫煙者ばかりだったので部屋の中は煙が充満し、ワシャ燻製器に懸けられたソーセージか!
 就寝前、洗面所で歯を磨いた後、歯ブラシが他の人と紛れてはいけないと思い、わざわざうがい用のプラスチックコップとは別にガラスコップを持ってきてそこに歯ブラシをさしておいたのに、朝起きてみれば、そこに別の歯ブラシがささっているではあーりませんか。結局、どれがどれだかわからないので、フロントまで行って新しい歯ブラシをもらってくるしかなかった。
 外で飲んで帰ってきた男が「暑い」と言って暖房を切ってしまったので部屋は凍えるような寒さになるし、そいつのいびきがうるさくてなかなか寝つかれないし……
神経の図太い方は相部屋雑魚寝がいいとおっしゃるが、ワシャはどんなに狭くてもシングルルームで一人本を読みながら就寝前のひとときを過ごしたい。
目と鼻の先の三河湾のむこうに、我が故郷三河の灯がまたたいておりました。目の前に見えるのにここからは随分と遠いんですな。「我家のふと〜ん!」と思わず夜の海に叫んでしまいました(泣)。