バカの独壇場

 また国会議員がそのバカさ加減を露呈してしまった。
 福岡4区の渡辺具能先生だ。この人、九州大学を出て官僚になって局長様にまでなっておられるのに、バカでしたね。さすが元官僚レベルの情報収集能力だから、一般的に流布している情報を通り一遍目をとおし整理だけのやっつけ仕事で、あとは「俺さまはこんなによく事件について勉強しているんだぞ」と、田舎の村会議員よろしく一席ぶっちまった。でも渡辺愚脳先生延々とくっちゃべったことは、国民はみんな知っていたのさ。まだこの元官僚は「民には由(よ)らしむべし知らしむべからず」を地でいっているんだね。だからこんな証人喚問質疑になっちまったんでしょう。こんなおっさんに質問させるより野に伏すジャーナリストのほうがよっぽどまともな追求ができるものを・・・
 作家の鈴木輝一郎さんはその著書『もしも義経にケータイがあったなら』でこう言っている。
《たった四年間優秀な大学に通ったからといって、それが一生ついてまわるシステムはさらに理解に苦しむ・・・》
 愚脳センセは憧れの官僚になって思考停止してしまったんでしょうな。さらに国会議員にまで登りつめて、固定観念にとらわれてしまったのでしょう。そうなってしまったら
《いかに一世をおおうほどの才智があろうとも、(固定観念に)とらわれた人間は愚物でしかないby司馬遼太郎》ということなんですな。ご愁傷様でゲス。