終焉、愛知博 その1

 敢えて言いたい。瀬戸市の主婦が185日の全期間(延べ208回)入場したそうだが(毎日新聞)、アホか!何を考えとるんじゃ!(何も考えてないと思うけど)
 昨日の「真相報道バンキシャ!」でも愛知博の特集をやっていて、その中に「140回」来たオヤジとか「111回」来場した爺様が登場していた。ふう、気が遠くなる。
同じ番組の中で、始めて愛知博を訪れたという外国人の家族は、もちろんこうやってわけもわからずリピートする連中に押しのけられ、どのパビリオンにも入れず、どのレストランにも入れず、入場料5,400円(夜間割引入場券大人2,300円×2、小人800円)を払っただけで人ごみに揉まれて「最悪だ・・・」の一言を残し会場を後にしているのである。何かおかしくないだろうか。
 例えば冒頭の異常な主婦は全期間を通じて208回入場している。1回当たり84円で入場し、企業館も各国館も堪能しているわけだよね。ところが東京から新幹線でやってきたとある家族連れ(大人2、中学生1、小学生1)は大混雑に巻き込まれ入場したのが11時、もちろんその時間に入場したのではどの企業館も見られない。外国館も行列、レストランも行列、アイスクリームを買うのも行列、トイレすら行列、それで5時過ぎには会場を後にするんでっせ。この家族、入場料13,200円と交通費40,000円を使っているのにも関らず、なんでこの家族は博覧会を堪能することができないのでしょうか。もちろん理由は明白ですよね、それは狂ったように会場に押しかける「全期間入場券」を持つバカな連中のお蔭である。
 この見境のない連中のために、どれだけの遠来の客がつまらない思いをしているだろうか。どれだけの子どもたちの夢を踏みにじってきたのだろうか。愛知博に全期間入場券で4回以上行った連中は反省せよ。自己満足のために人を押しのけたのだから。瀬戸市の208回も行ったおばさんが4回で止めておけば、204人の子どもたちが楽しい思いをしたかもしれない。人のことを顧みず何度も何度も会場に足を運んだ人々は、行った回数分だけ恥じよ。
(「終焉、愛知博 その2」に続く)