永田町スケッチ

 昨夜の報道ステーションで、女刺客と呼ばれ静岡7区で当選した片山さつきがさっそく馬脚を現している。議員会館の自室でのこと、記者がどんな質問をしたかは不明だが(どちらにしてもバカな質問をしたんだろう)、そこで片山は椅子にふんぞり返って「なめんじゃないわよ!あたしゃぽっとでの田舎議員じゃないのよ、もともと大蔵官僚でこのあたりは庭みたいなものよ」記憶は定かではないが、ニュアンス的にはこんなふうなことを口走った。まぁ言葉なんかどうでもいい。言葉はウソをつくからね。それよりも「目」である。この科白を吐いたときの片山の「目」は完全にいっちゃってた。カメラの向こう側で息を潜めて見守っている国民の存在を忘れている。さすが元財務省主計官様だ。その人を見下すような、人をばかにしたような「目」は国民の視点を持つ「目」ではなかった。あの「目」はよくなかったなぁ・・・
 もうひとつ、片山さんには大きな欠点がある。あのヘアスタイルだ。元ミス東大だかなんだか知らないが、その時の栄光にすがったまま四半世紀を過ごしてしまったのね。もう46歳なのに意識だけは学生時代のままだ。もう少し髪のボリュームを落としたほうがいい。残念ながらご尊顔は50間近のババアなんだから。
 むしろ片山大先生が暗に揶揄した東海比例区佐藤ゆかりのほうが2歳違いとはいえ財務官僚などという横柄な職になかっただけ、洗練されているし表情も柔らかい。両者を比べると環境がこうも人品骨柄を変えてしまうものかと、あらためて伏魔殿(霞ヶ関)の恐ろしさを痛感する。片山も美貌を守りたかったなら官僚になっちゃだめだ。
 同じく報道ステーションで、議員宿舎への引越しを差配していた自民党の関係者(50代後半か)のおっさんがぼやいていた。官給品に「FAX」がないというのである。「机、椅子、パソコン2台、ぞうきん2枚まで支給されるのに・・・」そのおっさん、「今後はFAXの支給も視野に入れて検討してもらいたい」と結んでいた。
 おいおい、将来的にFAXの導入を要望してどうするんじゃ。最近は、ワシャですらFAXの利用は激減している。もうメールの時代なのだ。FAXなどというものはいずれ無用の長物と化す。計らずもおっさんの一言は永田町の時代遅れを体現してしまった。