「虚飾の愛知万博」ではアクセスはかなり厳しいと言っている。なにせ入場者輸送の目玉として登場した「リニモ」がまったく機能しそうにもないのだ。藤が丘まで地下鉄(1万5000人/1時間)で来た客をリニモ(4000人/1時間)で運ぼうというのである。最初の1時間目に来た客が全員入場できるのは4時間後になる。お客は最初の1時間目だけでなく滞っている間も次から次へと藤が丘に到着して溜まっていくのである。混みそうな日は、地下鉄は避けたほうが無難だ。
岡崎方面から愛知環状鉄道という手もある。しかしこれも愛知環状鉄道とリニモの輸送力の差があって、万博八草駅ではかなりの人間が待たされることになるだろう。ここからはシャトルバスもあるようだから藤が丘からよりも多少はいいかもしれない。リニモ、シャトルバスが込むなら万博八草駅から会場まで歩くとするか、と思ったが「会場周辺案内マップ」をどう見ても万博八草駅から会場に至る歩行者用道路がない。歩いてはいけないということなのか。いくらなんでも最寄駅からの遊歩道くらいは考えてあるよね、たまたまマップに記載するのを忘れただけだよね。
また車でのアクセスも大変だ。とにかく大阪万博のように会場周辺に駐車場がない。もっとも遠い万博駐車場は名古屋空港駐車場ってか?直線距離で17キロもありまっせぇ高速などの自動車道を使うのだろうが、渋滞なんぞを考慮するとかなりの時間がかかるものと思われる。
(「万博へのアクセスについて その2」に続く)