若者たちが働かない その1

 全国の中小企業の3K仕事を外国人労働者が支えてくれている。そのことは本当にありがたいことだと思っているし、日本に同化していこうと考える外国人なら歓迎をしたい。当局も日本人も真摯に労働市場の底辺を支える真面目な外国人と不良外人を同一視してはいけない。
 それにしても情けないのは3K(危険、きつい、汚い)の仕事を嫌う日本人である。だいたい日本人は怠惰になっている(自省を込めて)。頭の悪いクソガキをモラトリアムとばかりに高校→大学と7年もの長きにわたって遊ばせておくから労働市場が枯渇する。バカが怠け方の知恵をつけまえに早期に労働市場に出せばいいのだ。
 西三河で女子高生の「はにわルック」が始まった。冬になると見られるスカートの下にジャージをだらしなく履くというみっともない格好である。駅前でも校外の通学路でも12月に入って急速に増殖した。この「はにわルック」には1つの法則がある。それは程度の低い高校の生徒から蔓延するというものだ。昨日もいかにも脳味噌も尻も軽そうな女子高校生がスカートとジャージの裾を北風になびかせて走っていった。制服を見れば、やっぱり地元でもテイノーで有名な高校の生徒さんだった。一度、この高校の授業の録音を聴いたことがある。勉強する環境の欲しかった生徒が録音してマスコミに流したものだが(そんなことをするならもう少し勉強をすればよかったね)、その録音たるや、餌の投げ込まれた猿の檻のような有り様だった。教師の「静かにするよ」という声が何度も聞こえる中、罵声が飛び交い、教室を走りまわる足音や大きな笑い声、音楽、携帯の着メロで教師の声が聞こえなくなることもしばしばあった。
 こんな風に子どもを育てれば、きつい仕事なんて絶対にしないって。辛抱したり我慢することを覚えないんだから・・・
 文部科学省のエリート役人は、本当にこんな放牧教育でいいと思っているのだろうか?
(「若者たちが働かない その2」に続く)