若者たちが働かない その2

 極論かもしれないがバカに教育を施す必要はない。中学までの義務教育で充分だ。11月24日の産経に〈「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ「留学生以下」お寒い大学生〉〈「憂える」=「喜ぶ」!?/短大生35%中学生レベル〉という記事が出ていた。でしょ、だから勉強の嫌いな層をいくら上の学校に行かせたからって教養なんて身につかないって。彼らにとっても時間の無駄だし労働市場にとっても大きな損失である。勉強をしたくない。勉強ができない。だったらさっさと労働力になればいい。
「俺にはさぁ夢があるんだよね、俺って歌がうまいじゃん、だからケミストリーみたいになりたいんだ」
「あたしにはきっと眠ってる才能があると思うのよね、気が付いてないだけでさ。だから自分探しするのよね」
 あんたらにそんな才能ないって、一組のケミストリーが生まれるその足下には挫折した何千、何万、何十万という歌手になりたいという人間がいるのである。
「数字で読む日本人2004/自由国民社」によれば、日本の若者の実質失業率は30%に達するという。その反面、中小企業、3K職場では慢性的な人手不足である。どこかおかしくないだろうか。