愛知万博まで171日

 愛・地球博を企画運営する万博協会には度々驚かされる。
 今度は「弁当・ペットボトル持ち込み禁止」である。何を考えていることやら(何も考えてないと思うけど)・・・
 弁当は、夏場の食中毒対策だというが、それならば小中学校の遠足を例外にするべきではないだろう。ペットボトルは、ガソリンなどの危険物が持ちこまれるリスク軽減のためだというが、水筒はいいらしい。お〜い、ガソリンは水筒にも入るぞ。また会場内で販売するボトルはシールを張って識別するとのことだが、そのボトルを持ち返ってそれにガソリンを入れれば、堂々と会場内でガソリンを持ち運べるということになる。
 有料ゴンドラを急遽無料にしてみたり、計画内容と違う工事(違法工事)をしていたり、ネガティブな話題には事欠かない万博だ。
 万博グッズの売れ行きも好調とやらで、とくにピンズバッジの売れ行きがいいそうである。そういえば地元の役場でも観光関係の職員がみんなバッジをつけていた。強制的に買わされたのかどうかは判らないが、どちらにしても協会が胸を張る売り上げに県内自治体の公務員がかなり貢献していることは間違いない。
 協会が言うのは(言い訳とするのは)、「準備は着々と進んでいるんです。でもPRが今一歩で、全国展開を考えていかないと・・・」ということなのだが、今頃、そんなことをほざいていらっしゃって大丈夫なんでしょうか。大阪万博では2年半前には「日本万国博覧会 概要」が出版されており、テーマが何であるのか、基本理念がどうなのか、会場はどうなっているのか、今までの博覧会がどんなだったのかなどが理解できた。そういった冊子の発行も重要で、今後、どんどんと公式ガイドやオフィシャルブックなどが堰を切ったように出版されることを期待したい。未だに万博の全容が掴めないだけに楽しみだなぁ。蓋を開けたらチンケな地方博だったというのは、笑えるかもしれない。
 がんばれー!愛知万博、笑わせてくれ。