バカ言ってんじゃないよ。
今朝の朝日新聞に《「京急蒲タコハイ駅」看板撤去へ》の見出しがあった。
《「京急蒲タコハイ駅」看板撤去へ 「公共性高い場」との申し入れ受け》
https://www.asahi.com/articles/ASS5X2DVCS5XUTIL03ZM.html
朝日は、チラ見せ有料とけち臭いので、産経新聞の記事も上げておきます。
《「京急蒲タコハイ駅」看板撤去へ NPO法人「公共性無視」と抗議 強まる酒広告規制》
https://www.sankei.com/article/20240528-VOITFDQON5FO7JVLTM5KAILXPA/
要するに、市民団体と称する輩が「駅は不特定多数が利用する極めて公共性が強い場。乗客には、20歳未満、ドクターストップで禁酒・断酒中の人や飲めない体質の人もいる。駅の呼称を期間限定で『京急蒲タコハイ駅』とし駅空間をその仕様に変更するなど、公共性を完全に無視した愚行」と非難し、イベントの中止を求めたんだとさ。
こういった極々一部の声のでかい連中、いわゆるノイジーマイノリティー、悪質クレーマーの要求を呑んで素敵な女性の笑顔が写った看板を撤去するんだとさ。
確かにこいつらの言うとおり「駅は不特定多数が利用する極めて公共性が強い場」だろうよ。20歳未満も行き交うし、極めて少数だろうが禁酒、断酒をしている人間もいるだろう。
だったら同じことを言おうか?
街角のあちこちで化粧品会社のポスターなどが貼ってあり綺麗な女性が大写しになって微笑みを送っているよね。それを16歳未満の子供も見るだろうし、性欲が強すぎて医者から「なに」を止められている人間も極少数通りかかるかもしれない。暴行事件を起こしたエロ男も混じっているかもね。街角は公共空間だから、そっちも中止に追い込めよ。同じことだろうがよぉ。
もちろん「アンパンマン」を使ったCM、ポスターなども禁止だ。不特定多数が利用する公共空間には、糖尿病でアンパンが食べたくてもそれを我慢している人間もいる。その人たちにも配慮を促さんかい、市民団体というクレーマー集団よ。
冗談を言っているのではない。一事が万事なのだ。すべてを街角から消し去って、独裁者様のでかい顔だけ貼り出しておくかい?日本は自由のある国である。細かいところまで規制をかけるのではなく、大らかに自由に情報は出して、20歳未満は「法律で20歳未満は飲酒禁止だからやめておこうっと」、ドクターストップで禁酒・断酒中の人は「先生が止めておけと言っていたから、ここは我慢しておこう」と、自らで律することを教えたほうがいい。それが日本人のいいところだった。
さらに言えば、飲めない体質の人は、そもそもそんな看板を見ても何も感じないだけのこと。
一時、宮崎駿作品で主人公たちが画面の中で煙草を吸っていた。そしたらそれに「禁煙」原理主義の活動家が嚙みついたってことがあったでしょ。あれと同じですわ(笑)。
市民団体を名乗る活動家たちがケチをつけているのは、まことに詰まらない問題なのだ。むしろそのことによって自由を制限させる全体主義に向かわせたいというか、一部クレーマーのための全体主義の構築を狙っている。むしろそのほうが恐い。
ワシャは酒を嗜(たしな)む。でもね、サントリーの「タコハイサワー」は飲まない。口に合わないのだ。好きなのはサントリーの「-196シリーズ」、「梨ダブル」「ダブル完熟梅」「まるごと青りんご」などで、40本くらいはストックしてある。
酒好きにだって、「京急蒲タコハイ駅」の看板などなんの影響もしないのだ。見て影響をされて怒り狂っているのは、過激で狭量な活動家ばかりなりけり~。
名作絵本にクレームをつけて発行禁止にしてしまった市民団体は、親子の活動家3人だけだったというお粗末な話もある。この手のプロクレーマーには特段の注意を払っていかなければいけない。